白ワインの試飲会に誘われて、行って来ました。
新しく天母にできたデパ地下にある「city super」がやっているculture clubの主宰です。
店内にあるワイン売り場の横のちいさなキッチンで金曜日夜7:30~9:30までのイベント。
今回試飲するのは・・・
・springfield life From Stone Savignon Blanc 2007 (南アフリカ)
・Muga Barrel Feremented White 2007 (スペイン)
・Mc Manis Family Vineyards Viognier 2006 (カリフォルニア)
・Von Byhl Armand Riesling Kabinett 2006 (ドイツ)
・Hugel Fils Gewurztraminer 2006 (フランス)
です。
メンバーは、先輩組のTさん、Iさん、お二人。新米組Yさん、と私、の日本人四人チーム。
あと、台湾人の女性が一人で来ていました。
簡単なつまみを持って来てね。という事で、どうしようかと悩みました。
なぜ悩むかというと、メンバーにお料理のプロがいらっしゃるからです。
事前情報は「パテ」は、作ってきてくださる・・・。という事のみ。
悩むなー。私的にはそれなりにハムやサーモンも持って行きたいな。でも・・・、
「絶対に、やっちゃだめ。」
それ以上はダメ、以下すぎてももダメ。という事で、少し考えて、無難にナッツとドライアプリコットをタッパに入れて持っていくことにしました・・・。
現地に着くと、すでにテーブルにはお料理が並べられていました。
もちろん私の物と重なるわけもないですが、まずひと安心。
ワインに合いそうな、おいしそうなお料理にすでに呑む気に点火。
ですが、こういう時は、「前置き」が長いもの。
進行担当のVickyが必死にワインについて説明しだします。
私も過去に結構いろんなお酒の試飲会にでかけていますが、これってほとんど「無駄」なんですよね。
「聞かない」「見ない」「理解しない」ですよ。だって私達・・・・
「呑みに来てるんです。」
始まって長ーい説明。プリント二枚目になる頃には、四人とも「禁断症状」が・・・・。
そして先輩の大胆な発言。「ここに書いてあるんだから説明しなくても・・・いいのよ・・・。」
そして、何気なく空のワイングラスを持って揺らし「私、のみたいんです」アピール。
だって、目の前に冷えたワインが5本ずらっと並んでるんですよ!
「パブロフの犬」状態ですよ。よだれこそ垂らさなくても、手は震えてます。
それを見てとった女史、早口に更に額に汗、一気に説明しきりました。
こういう所に来る人は、それなりに自分の好きなワインも経験もあるものです。
勉強だって、下手なソムリエよりしてます。
しかも、「合う料理を持参してまでワインを飲みたい。」という状況を見て、「この人達に説明は無意味」と悟るべきですよね。
で、とにかく一本目から五本目まで、あーだこーだと言いながらグイグイいきます。
今回何が良かったかというと、お料理を合わせながら試飲できた事です。
女史の説明よりこの方のワイン紀行の話が面白かったりして・・ね。
・一番目のサウスアフリカのワインは、とっても辛くてほんとうに唐辛子みたい。
ピクルス入りのポテトサラダが合う。けどtunaのputtyはブーです。
・二番目のムガも辛口ワイン、トマトをサイの目にしてオイルとバジルで漬けた、、、何ていうんだっけ?。。。ブルスケッタにのせたものがぴったり。でもポテトサラダはブー。
・三番目は安心して呑める無難なカリフォルニアワインでどんなお料理にも合わせやすい。
tunaのputtyをリッツにのせたもの。ドライアプリコットとチーズを一緒に食べたら、すごく合う。
私は白ワインにはよくドライフルーツをつまみにしますが、それにチーズをつけただけでさらにいい相性になるんですね。目からウロコでした。このつまみ簡単だし「いただきっ」です。
・四番目、ドイツワインは「甘い」。
ドイツワインでも甘くなくておいしい物があるはずなのに「なぜ?」。
そうです。台湾人のほとんどの人はこの「甘いワイン」が好きなんだそうで、台湾人のVickyも説明に力がはいってます。
確かに隣の台湾人の女性も「台湾人はこの味がすき」と・・・。
んーこれは、いっそのことナッツですね。この甘さならしょっぱいナッツいいです。
女史はナッツ入りのチーズをすすめていました。
・そして五本目、とりですよ。大抵こういう時、最後が一番美味しいものというのは鉄則ですね。
「フランス」というだけで、あぁ、負けた。。。という気がする。やはりナンバーワン。
オチがこれで良かったです。最後にがっかりさせられたら・・・つまらないものね?
でも、強いて言うなら、もっとオチには、斬新な驚きが欲しかったです。
だって、そういうものでしょ?!「フランス」って教えてしまっているんですから、もっと劇的に感動したかったな・・・。
もちろん、四人とも、いえ参加者全員一致で、「これが一番美味しい!」という事になり、なんかありきたりの結末でした。
でもこのワインは、お料理無くても、ワイン自体を楽しめるワインという感じでした。
先輩曰く、「私なら、迷った時に、選ぶワインですね。」という事でした。
まあ、この頃になると皆さん相当飲んでますから、ワイワイ言いたい事言い放題。
でも、お行儀はまあまあ、よかったとおもいますよ。◎。Vickyちゃも今度はお仕事抜きでご一緒したい。
学んだ事。ワインて料理とセットなんだな。よく聞くけれど、つくづく実感しました。
以前「紅会(くれないかい)」という、ワイン呑みの集いがありましたけど、それはすごかったですよ。
持ち寄りのつまみが台湾料理だったり、フォカッチャだったり、いか燻だったり、めちゃくちゃでしたね。匂いもいろいろ。味もいろいろ。ワインもいろいろ。値段はテーブルワイン並。
でも、暑い夜空の下、外で呑む冷えたワインの旨さと、あの楽しさは忘れません。
値段が高いとか安いとかじゃなくて、合わせる料理でワインも食事もすごく良くなるという事。
でも、そうじゃなくたって、やっぱりワインは美味しいくて楽しいという事。私はどっちのワインも好き。
気になるお値段ですが・・・・。上から、
900、750、670、990、1050。という事でした。やっぱりね。
普段は400元くらいのワインしか呑まないので、私的にはずいぶん高級ワインです。参加費は一人1000元。心も身体も大満足でした。
この他、日本酒、ビール、カクテルと私の心を揺さぶるイベントがいっぱいあるみたいです。
こんな楽しい会ならまた参加したいです。日本から、「行きたい~!」という声が聞こえそう。
その後、気持ちよく酔いながら「カラオケ」に行きたい気持ちをグッと抑えて、母に戻りました。
☆誘ってくれたYさん、楽しかったです。ありがとう。子供の監視役をしてくださったご主人にも深く感謝。