2008年5月27日火曜日

6月8日は、「端午節」

 





台湾もそろそろ「端午節」。この日は家族だったり、ご近所だったりとみんなで粽(ちまき)を何十個も作ったりします。
でも、これも最近の若い人達はやらないらしく、お年寄り達や田舎の地域だけになってきているみたいです。ふぅ~ん。買って済ますなんて何か日本の「デパートおせち」に似ていますよね。




で、私はどうしているかと言うと、毎年作ったり、買ったりしてます。

が、おもしろかった事といえば、来て二三年の頃、各自三個ずつ位いろんな種類を持ち寄って七人くらいで食べ比べた事があります。
食べてるうちにどれも同じ味に思えてくるし、お腹はずっしりとパンパンになるし、結局、ウンチクのある粽や、遠くまでわざわざ買いに行った、という粽もあったのに、ナンバーワンの粽は、「セブンイレブン」の普通のちまきだったんですよ。
で、それから当分の間、粽は見るのも食べるのもイヤになりましたけど・・。

セブンイレブンの粽が結構食べれる。という事もわかりました。


で、今回は、だいぶスマートにとても美味しい粽を見つけたので紹介します。


店の名前は「↑」の看板みてださい。なんか自信有り気な感じ・・・。

本当に粽だけの専売店で、三種類の粽以外は麺線(そうめん)と魚丸湯(スープ)だけです。


私が買ったのは、肉の粽と、ピーナツの入った粽と、あんこの入った「逆おはぎ」の粽の三種類です。





で、店内で食べたのは、この「肉粽」。


普通と違うのは、ピーナツの粉(花生粉)をかけて食べるところかな。左のは辛いタレです。これは絶対かけるべし。ちまきには辛いタレがよく合います。


台湾の粽は大きく分けて二種類、簡単に言うとこってり味の台北式と、あっさり味の台南式です。



ここのは、どっちかというと「台北式」のしっかり味付けされたこくのある粽です。



肉粽の具は、豚の角煮、ピーナツ、塩漬けの卵の黄身、しいたけ、栗と、いった最もスタンダードな5メンバーです。


(「端午節のいわれ」などはあまりよく勉強していないので、知りたい人は各自調べてみてください。)


とにかく私の端午節は「粽」につきる。取り寄せたり、食べ比べたり、作ったり、いろいろしてみてます。



台湾に来てから、友達と何度か作りました。最近は、おろち丸ちゃんのが気にいっているので、そろそろ声がかかるかなーと、楽しみにしています。



ここのお店はとても広くて、そこでアツアツを食べれるし、持ち帰りもできます。(冷凍もあります)
ちなみに私、この日、開店10時とともにはいった一番のお客で、あの窓際の席に座りました。


ちょっと緊張して、ピーナツの粉をかけるのに、こぼしちゃいましたけど、負けなかった。
一個200グラムくらいかなー。かなりのボリュームで一つ55元。
朝10時から、肉の入ったもち米の粽が食べれる自分の胃が普通じゃないと思いました。
しかも、ここで一人ですよ。しかも写真とりながら・・・ちょっといけてる観光客、じゃなくて、「いっちやってる観光客」に見えたかもしれない・・・。
私のそういう「鈍感力」ってこういう時「発揮」される。




食べれる可能性のある方は、ぜひ!おススメです。一度くらいは食べてみてください。端午節ちかくになると混むと思うので、少し前に買っておいて冷凍しておくといいかも。



「王記府城肉粽」・・・・10時から開いているのが嬉しい!


台北市八徳路二段374號(TEL2775-4032  歓迎外帯訂購 FAX2752-7409)
台安病院を出て、左に向かって三分くらい歩くと有ります。店頭で蒸かしているのですぐわかりますよ。
 
 

★この粽は、作るのもとても楽しいんですよ。市場に材料を買いに行くところから楽しいんです。今年はできるかわかりませんが、毎年手馴れていってる事は確か・・・・と思いたいかな。

 
 
 
  

2008年5月24日土曜日

台湾故事館(1)

いきなり、インパクトのあるポスター。
あれ?台湾に「万歳文化」ってあったっけ・・・・・?実はこれ、



台北市に在る「台湾故事館」という、ちょっと昔の台湾の町並みを再現した施設に遊びに行ってみました。(http://www.taipeinavi.com/play/play.php?id=26日本語です。)
 







入るとすぐ横に当時の子供の「カタカタ」とか、乳母車や子供の椅子、三輪車がの現物が展示されていました。


 
これらの展示物は、ガラス張りで展示されていて、実際に触ったりする事はできません。



 




1970年代と表示されていたのですが、実際日本の1970,年代と比べると、かなり差がある様に感じました。だって、私の×歳の頃ですよー、ちょっとズレてるよ・・・ね・・・ぇ。






次に進んでいくと、昔の町並みが再現されている場所に出ます。で、

 屋台なども再現されていて、カステラ屋さんは実際に焼いて売っていました。値段は今現在の値段。ちなみに入場料と同じ金額のチケットで施設内の全ての食べ物やお土産も買う事ができます。




↓この看板。わかりますか?「ハチブトー酒蔵」の看板ですよ。もちろん日本の物でしょうね。
当時の本物だとしたら欲しいくらいでした。どうして私が知っているかと言うと、昔、父が「ハチブドー酒蔵」のやっている浅草のレストランに連れて行ってくれて、有名な「デンキブラン」(酒です)を飲ませてくれたんです。 
デンキがはしるくらいビビッとくるブランデーですかねぇ・・・。よくわからないけど、美味しいというより、味までレトロな味で、別に高級というわけではないのですが、私の父の年代の人達にはホッピーと共に飲まれたお酒なんでしょうね。

 




その建物もすごくレトロでいい感じだったので、とても印象に残っていました。もちろん今でもちゃんと浅草にあります。でも、こんな異国でハチブトー酒の看板に会えるなんて・・・ちょっと嬉しかったです。


★歩きまわってみると、なんか日本の昔の町を歩いているみたいな錯覚を感じます。この頃の台湾て日本の統治時代だったのかも?いたるところに日本らしさがあって、不思議な感じです。まだ、いろいろ見所があったのですが、後がいろいろつまってますので次回はスライドショーにてアップしますね。

2008年5月16日金曜日

今日のお昼ごはん その7

お久しぶりです。

最近ずっと、お昼は家で食べる事が多い、又は、おどろきの無いものばかり食べていたのですが、久々に友達が「七段のベトナム料理屋に行こう。」とお昼に誘ってくれました。

私は、あまり美味しいベトナム料理店に出会った事がありません。

とくに、今まで行った天母にあるベトナム料理は美味しくなかったし、ベトナム料理を知っている人が言うには「これは、ベトナム料理ではない。」というのが多かったので、あまり期待せずにでかけました。





メニューはいろいろあったみたいなんですが、なにせ私は、よくわからないので、友達にまかせてみました。

 
これが一体何と言う料理かわかりません。中語で「越式鮮牛肉河粉」120元。だったと・・・。

ベトナムでは一般的な麺らしいです。太くて平べったい春雨みたいな麺に野菜がゴロゴロ入ってて、薄切りのお肉が何枚も入っています。レモンを何個もしぼって、唐辛子も入れて食べました。

「スープがめちゃウマい。」

あっさりしてて、酸っぱくて、辛くて、このフレッシュのレモンを食べる直前に絞るという工程は、絶対にはずせないんだ。という事は一度でわかりました。

それと、最近気がついたんですが、いわゆる「台湾バジル」と呼ばれている「九層草」というハーブが、今までずっとダイキライだったのに、食べられるよおに・・・無いと何だか足りないような・・・・あった方がいい・・・無くてはダメダ。になってきたような気がします。これものってました。

台湾に来た当初、イタリア好きの私は「台湾バジル」と聞いただけで、「イタリアのバジルと一緒にすんな!絶対別もんじゃ!なめんなよっ!」という大人気ない態度でしたけど、ここに来て人間も丸くなり受け入れられるよおになったみたいです・・・。

まあ、久々に刺激があるランチでよかったです。

ちなみに、パパイヤサラダも食べたけど、これは普通すぎで驚かなかったです。これは中語で「涼拌青木瓜」ですね。

アイスコーヒーもベトナム式はすごく濃くて、氷で薄めながら飲むんですね。これはコーヒー好きの私としては、結構気に入りました。

最近覚えたんですが、ベトナムって中国語で「越南」(ユエ・ナン)っていうんですよ。何ででしょうね。

私はベトナムは行った事がありませんが、みなさんこんなの食べてるのでしょうか? 

台湾は、大陸系に続いてベトナム系の台湾人が三番目に多いと聞きましたが、ちっとも知らなかったです。 

    

★なるほど、言われみると、そんなベトナム料理慣れしたお年寄りのお客さんが多かったし、料理を作っていた小姐(女の人)もそんな雰囲気がしました。以上「今日のお昼ごはん」でした。

 

 「越娘」・・・・中山北路七段158號(毎週二休)11:00~8:00(台湾銀行前からバスで二つ目降りてすぐです。一人でも気軽に入れるような小さな店です。巷には入らないのですぐ見つかりますよ。レモンはガッツリ2個は絞って食べて見てください。


2008年5月14日水曜日

桐花公園

 
今、台北では、「油桐花」というのが、満開らしく、それを見に行ってきました。

えっと、これは木に咲く白い花らしいのです。

結論から言うと、まだ咲いていなくて、どんな花だか分からなかったのですが、

それを見に行くみちみちが結構おもしろかったので、紹介します。

その名も「桐花公園」という名の所。家から車で一時間。



「公園と言う名の山」です。そうだった・・・忘れてた・・今まで何度だまされたことか・・・。 
 
「茶畑」も、「古道」も山だったじゃないか・・・なのに「サンダル」で来てしまった。

そもそも、そこから失敗だったのですが、仕方ない、とにかく登って行こう。と、



ここが入り口と言うか、登山口。歩き出したとたん、


「ゲッ。なんか赤い網の中がゴソゴソ動いてる、なんだろう?」

 



で、度肝をぬかされました。


なんと、「ハト」です。生きたハトがびっしり網に入ってた。初めて見た。


思わず、おじさんに「食べるの?」と聞いたら、

「食べてもいいし、飛ばしてもいい。」との事・・・・。

飛ばすって・・・・。マギー史郎みたいにか・・・・。

それともセレモニー用か?こんな山奥で・・・・。

しょっぱなから頭の中が混乱してしまった。

横で子供達は、「全部買って逃がす。」と半べそ状態になり、

親子それぞれ、プチなパニックに・・・。

ここで止まってはいけない、まだ先は長い。前進、前進・・・。



まあ、いろんなお店がでてました。野菜は分かるけど、めがね、パジャマ、石鹸、カバンに鏡。 ってどお?あと、パンツのゴムがあったら、「押し売り」だよね。

 

 

これは、一体ナンなんだろう。↑

やっと、安心した。私も知ってる飴を発見した。↓


この飴美味しいんですよ。甘くてしょっぱい飴です。

黒糖のべっこうあめの真ん中にカピカピの梅干が入ってます。

私、結構フアンで、一本五元。購入。

その、となりで売ってた妙な色の焼き餅。


多分、紫芋、ほうれん草、地瓜、とかから作ってるのかな・・・ならまだしも・・・

この色の素を知らねばとても買えない。ので、これはパス。


で、あがっていくと、「二度目のびっくり」に出会った。


床屋です。  



な、なんで?

なぜ? どうしてここなんだろう?  

ここじゃなきゃダメなの? なんで山の途中なの? 「御利益」? 「景色」?

えーっ?景色なんて見えないよ?頭はどこで洗うの?えー?

また、頭の中が混乱してきた・・・。どうしても、教えてほしい・・・。 

Why?


んーでも、ここで立ち止まるな! 前進、前進。



きゃーっ!ここにも「床屋」だあ。追求したいよ・・・。でも、見ない見ない・・・。



そして、葉っぱをピーピー鳴らして演奏してるおじさん。「街頭」って・・・・。しかも、これで「芸人」なんだね・・・。


ふうん。「もう、なにが来てもおどろかないぞ。」と思っていたら、

突然、派手な色の門のお寺に到着。


中は普通みたいだ・・・。 



でも、なんのお寺かよく分からない。

とりあえずサッサと、いい景色を見て、というか、油桐花がまだ咲いていないのを確認して。

すぐに下山・・・。
 




ピーピーおやじ床屋ハト

  

をすり抜けて下山終了。 

早く現実に戻りたいと、なぜか大慌てで台北市内に帰りました。 

で、結局「油桐花」はどんな花なのか分からずじまい・・・。
 
来年は見れるのだろうか・・・・。

我不知道・・・。



★以上、「不思議の国のアリス」の気持ちが分かった様な気がした「桐花公園」でした。



 

2008年5月7日水曜日

番外編 ~くわがたが来た~

先日、散歩に出かけた時、長男がペットショップでクワガタを買ったので、紹介したいと思います。






いきなり、「食事中」の画像でスミマセン。


日本では、「ギラファ・ノコギリクワガタ」という名前で知られています。

クワガタは中国語で「鍬形虫」、そのままですね。




体長9cm、幅3cm、体重は・・・・不明。男の子です。

子供達はいろんな名前をつけていますが、私は「ギーちゃん」と呼んでいます。

イタチちゃんからもらったグッピー以来のペットで、家で一番高いペットです。




で、私は何が言いたいのか、と言うと、なんとこの子、お値段が、

1100元(日本円で約3850円)

もしたんです!!!



緑ガメが60元(約210円)



ハムスター100元(約350円)



ウサギ600元(約2100円)





ですよ!どお、思います?!


体長9cmですよ!しかも、意思の疎通はおそらくウサギやハムスター以下。

運が悪けりゃ、なつくどころか指を挟まれるらしいし・・・。


虹色ナンとかとかいうクワガタなんて2200元(約7700円)でした。

その他に昆虫マットだの、昆虫ゼリーだのって、買わされて、まったく、虫様様ですよ・・・。
  
そんな事言ってても、からかうとすぐ挟もうとしておもしろい。 
  

霧吹きをかけると、見た目のスゴサのわりには、あわてたりするところが笑える。

  
そうやって、見てるとだんだんと可愛いくなってきて、
   
「そのうち意思の疎通できるかもしれない。」
  
なんて思ったりして・・・。
 
どっちにしても、せいぜい長生きしてもらいたいもんだなと思っています。 
 



★以上「番外編、クワガタが来た」でした。
 

~果実園編~

果樹園です。「レンブ」と「マンゴ」と「ライチ」と「パンの木」を見つけましたよ。

その他に「変な果実の木」も見つけました。

それから、「杉」。「杉は台湾には無いので、花粉症にならない。」と聞いていたのですが、ありましたよ。



では、一気にいきます。






「ライチ」の木










「マンゴー」の木








「レンブの木」








「ザクロの木」








「パンの木」











「杉の木」



です。



★なんか果実はそれぞれ全然違う形だし、味も全然違うのに、こうやってみると、なんだかみんな、似たような木だなあ・・・・。実がなっていればもうちよっと分かり易いんですけど・・・まあ、こんなもんですかね。




2008年5月4日日曜日

~温室と園芸館編~

続きまして、温室と園芸館になります。まずは、温室へ。え・・・入り口の看板は読めませんでした。日本の温室の入り口とは、ずいぶん違いますよね。入るまで「温室」だと気が付きませんでした。




温室といっても、ここは台湾、温室にしなくても「囲えば温室」だったんだ。

特になんの空調調節もいらないみたいです・・・。



中はとても明るくて広々としていました。窓の装飾が中華っぽいですよね。前にも書いたかもしれませんが、蘭は、台湾では日本の様に特別な物では無くて、結構どこにでも普通にあります。






「胡蝶蘭」っていうんでしたっけ。あと「エビネ」みたいな蘭が、鉢植えでたくさん置いてありました。





温室の隣には「園芸館」がありました。看板には「園芸展覧館」と書いてありました。






入ってみると、はこの日は、「アマリリス」だと思うのですが・・・そんな種類の鉢植えが、いろいろと展示されてました。







確かこれ、日本の家で育てていたのと同じ気がします。それには、「アマリリス」って書いてありました。これ、結構大きいんですよ。高さは鉢をのぞいても70cmはありました。こうして、ここでダイナミックに咲いている花を見ると、やはり南国の花なんだな。と、思います。



この花の直径も一輪で17cmはありました。
蘭にしてもこのアマリリスにしても、日本で見た物のように、「手をかけて何とか咲かせた。」というのではなく、「そのまま気持ちよく、のびのびと咲きました。」という様子が見てわかります。



だから、とても生き生きしてるし、「あるべき所にある花」、という印象をうけました。桜が日本に似合う様に、この花の雰囲気は、台湾の人や雰囲気に似ていて、とても似合う感じがするのが不思議です。

★特にこの花を取り立てて展示している。というのをみた事がないので、こんなに種類があるとは知りませんでした。続いて、「果樹園」にて、台湾の果実の木に続きます。