転校してから毎日どんな風に学校生活しているのかな?
日本の小学校の中に入るのは久しぶりなので楽しみです。
三年生の二時間目の授業は、もうすぐある音楽会のリハーサルでした。
特に台湾の学校と雰囲気は変わらないけど、なに?このスースーと寒い足元は・・・。
日本の体育館、寒い~。よく見たら、上着きたままの子もいる!?
して、内容はというと、結構レベルが高い。合奏と合唱。
音楽の先生がとても厳しいせいかな?みんなとても真剣。
よしよし。いい感じだな。次男も首からリコーダーを下げて、みんなと一緒に頑張ってました。
クラスの子ともなかなかうまくやっている様子。安心です。
さて、体育館から五年生の教室に移動中、ちょうど休み時間で子供たちが校庭でドッチボールをしていました。
と思ったら・・・・、
「!?」
いた! 長男・・・。
あれ?不思議・・・。たしか前は、「ドッチボールキライ派」だったのに。
あんなに楽しそうにやってるのを久しぶりに見ました。
なんだか、これで私の目的は済んでしまった。という気がしたけれど、せっかく来たのだから、授業でも見てから帰るかね~。と思って歩いていたら・・・・、
「!?」
見つけた! 今度は、「二宮金次郎」!
私の通っていた小学校には、これがありませんでした。
わっ。本当にあるんだ・・・・。ちょっと、感動。
そうそう、この学校の校庭のど真ん中もど真ん中に大きな銀杏の木があります。
考えてみればじゃまだけど、周りに何もないおかけで、とても大きくて立派に見える。
それでもどかさないのは、きっと意味があるんだろな、結構いいじゃん。と思いました。
て、観光気分でいたら、チャイムが鳴っていて、あわてて四階へ。
長男の教室を後ろからのぞいたら、もう授業は始ってました。
「!?」
また、見つけた! スゴイ! 凄すぎるの見つけた!
どうして、うちの子供たちは、この事を一番に私に言わなかったのかしら?
と、思うくらい感動しました。
「海が見えるんだぁ・・・。」
本当にこんな素敵な景色を、毎日見ながら勉強できるなんて、羨ましい。
授業どころか、景色ばかりに見入ってしまった。
ああ、あの西湘バイパスの工事中のクレーンが見えるわぁー。
船がいるわねぇ。なに釣ってんのかしら。とか。
もしかして!? 三階から見たら海は見えるのかしら???検証せねばならん。
あわてて、次男の三階教室に行ってみる。
「あれ?母さん、また来たの?」という様な次男の顔はどうでもいい。
やっぱりな・・・。ここからは水平線がやっとか・・・・。
もう一度階段をバタバタ上がって四階へ・・・。よし、やっぱりここがベスト。確認。
私は何をしに学校行ったんだろう。。。ま、いいか。妙に納得して家に帰った。
家に帰って来た子供たちにその事を聞いてみたら、
長男は、「いいでしょう~。」と言って、
次男は「太陽の光のカーテンが見える時があるんだよ。」と言っていました。
「あなたたち、日本全国小学校はたくさんあるけれど、教室の窓から海が見える学校なんて、贅沢だと思わない?」と聞いたら、「まあ、そうだよねぇ~。」と意外とあっさりしたもの。
祖父も通ったこの学校、その話をしてみたら、昔は校舎の位置や高さが違ったし、松林が高く海岸線に沿ってびっしり生えていたので、海は見えなかったんだそうです。
でも、校庭のケヤキの木やイチョウの木は昔からずっとあるそうです。
今まで短い世代感で生活していたので、それに比べると、急にぐぐーっとそれが伸びて、
「親子三代かぁ~、なんだか違う世界に来ちゃったなあ~。」
という不思議な気持ちになりました。
で、授業はどうだったっけ?
また、横道にそれちゃいました・・・。
すばらし、景色
返信削除感動しました。そして、状況までも浮かんできた授業参観。子供達の適応能力に乾杯。やはり、環境は大事ですよ。自然から学ぶことは意義あるし、生きる力を育てるには一番だと思います。海の見える生活、羨ましいです。
そうなのよ。でも、廊下に展示してあった、「学校からの景色」というテーマの写生画には、ほとんどこの海が描かれていないのよ。
返信削除不思議よね~。海があるのが当たり前だと特別な事じゃないのよ。
外に出てみて、内側を見るのって大事な事よね。