二月の果物

台湾の二月の旬な果物の代表は、「レンブ」と「スターフルーツ」です。みなさん、知ってますか?


これが、レンブ。「蓮霧」と書きます。外側の皮はとても薄くて鮮やかな赤い色をしています。形は釣鐘の様になっていて、中はサクサクしています。種はほとんどなくて、残す部分がないくらい全部食べられますが、中心部がスカスカの綿のようなので、その部分は取り除いたりします。味はとても薄い甘さで、さっぱりしているとても水分の多い果物です。
うちの子供はこれが大好物です。一般的には少し値段の高い果物ですが、ふつうにスーパーで買うことができます。ちなみにコレは子供のこぶしより少し小さめの大きさのが六個で70元(230円)くらいでした。このレンプ、子供の学校の校庭に10メートルはある大きな木があるんですよ。


これは、スターフルーツ。中国語では「楊桃」と書いて「ヤン・タォ」です。スターフルーツなのですから、「星桃」でもいいのにな。と思ったんですが、違うみたいですね。で、味の方は、桃とはだいぶ違う柑橘系に似た味かな・・・。この前子供が市場のジューススタンドでこのヤンタオのジュースを作ってもらってましたけど美味しかったですよ。たぶんどんな味か皆さんご存知ですよね。これは日本にもたしか・・・有りますよね?

その名の通り、切ったら「星」の形です。食べ方は、よく洗って、このまま皮をむかずに食べます。
白い部分がスジの様に口に残る気がしますが、気にしないで食べます。
これは、スーパーで２個で51元(169元)でした。この実のなる木近くにあるのを子供が見つけた時は、さすがにびっくりしました。ほんとにあの形の物がぶる下がってました。これも味は薄いのですが、爽やかな、とってもジューシーな果物です。 なんたってその切り口の「形」がかわいいですよね。

これ、知ってますか?いわゆる「ナツメ」です。

ドライになった物はよくありますが、これは、なつめそのものです。皮をむかずにこのままよく洗ってまるごとかじります。

とてもリーズナブルな果物なので、子供の幼稚園のおやつにもよくでます。

子供がこの前、種の周りに付いた実をすっかりきれいに食べ終わらないと遊ばせてれないんだよ、とぼやいてました。

子供たちが必死にガリガリやってる姿、想像して笑っちゃいました。

これも、この時期の果物の一つです。　

　　

食感は、梨ににていますが、甘さはこれもやはり薄い甘い味。　　　
でも、三つの果物のなかでは、一番甘いかも・・・。

台湾はこういった水分が多くて味の薄い果物が多いような気がします。
というか、日本の果物はかなり品種が改良されていて、味も甘さも濃いですよね。ナツメはとても安いです。
いくらか忘れちゃいましたがたくさんビニールに入っていくらというようなかんじで売っています。
これがなっているところはまだ見た事がありません。
ちなみに、三つとも香りは強くないので、比較的癖が無くて食べやすい種類だと思います。




★台湾は果物王国です。台湾の人達は食事の後に必ずと言っていいほど、果物を食べます。
果物にも身体を温める果物、冷ます果物と別れていて、状況によってちゃんと食べ分けたりするんです。日本でも柿を食べると体が冷えるなんて言いますよね。食べ物には日本よりウンチクのある台湾です。以上「二月の果物」でした。