2008年2月7日木曜日

旧正月前の市場へ!


今日は、お正月の前日、いわゆる大晦日です。ここは、台北でも有名な高級市場の士東市場です。質のいい物が手に入りますが、値段も高いです。一階は生鮮市場、二階は衣料品や食べ物やさんが、はいっています。ここへぶらぶらと行ってきました。



さすがに今日は人が多いです。上野のアメ横を思い出しますね。中華圏では、めでたい日にごちそうはかかせません。大晦日は「年夜飯」といって、豚、魚、アヒル、鶏、などいろいろな食材でごちそうを作って一家全員で食べるという風習が今も残っています。この時は海外や出稼ぎに行った家族も実家に戻り、もし戻れない人がいたら、その人の席を残す、など家族全員が集まる事を重視するようです。





入り口をはいってすぐの場所にあるお花屋さん。この市場の中には、何件かお花屋さんがはいっています。この界隈の花屋の中では、ここの花が一番新鮮です。お正月のせいか、心なしか紅い花が目立つ気がしました。

こんな物も売っていました。お正月用にアレンジしたものや蘭、紅いカブのの鉢植えなど、たくさんでていました。そうそう台湾はお花がすごく安いんですよ。



アヒル(鴨?)を丸ごと焼いたのが、ぶる下がってます。台湾の人はこの鴨肉(?)が好きです。私も何度か挑戦しましたが、どーしても固くて噛み切れないのと、油が多くてちょっと苦手です。




お正月に飾る物でしょうか・・・・それともお供え物かな?どピンクの落雁の様なものが売っていました。手前は「ネンガオ」という、簡単に言っちゃうと「ういろう」みたいな触感のうす甘いお菓子です。「ネンガオ」は、「年糕」と書きますが、この発音が、年々高上すると言う意味の「年高」とおなじところから縁起のいい物とされているみたいです。
おそうざい屋さん。ちよっと画面が小さくて見づらいかもしれませんが、ビールに合いそうな物もたくさん。 見た目では何だか分からないのもたくさん。



お肉屋さんです。いろんな部位がぶるさがってます。このすべてのパーツをくっつけていくと、一頭の豚ちゃんになるという事がよーくわかりますよ。朝〆たものなので新鮮ですが、実は新鮮すぎてプリプリすぎて固いんですよ。




鶏肉屋さんです。スゴイでしょ。いつもは、一列で首をへりから下にダラーンと下げてるのに、今日はきれいに並べてもらっちゃってます。鶏肉もここで買えば新鮮ですが、これまた、新鮮すぎて固い・・・。手羽なんて、スーパーで売ってるものの大きさも厚みも倍。あっ、でももしかしたら、育ちすぎたニワトリだったのかなー・・・。


魚屋さんです。私がまず台湾に来てビックリしたのが台湾の魚屋さんの「魚の並べ方」。ここはそうでもないけど、一列に同じ方向を向いて、びっちり氷の上できれーに並んでるの。全部顔がこっち向いてて、不気味だった。しかも、スカイブルーだったり真っ赤だったりのお魚。こういう並べ方日本人は絶対しない。太刀魚とかも一匹長ーいまんま横たわってますよ。カエルちゃんもピローンと皮をはがされたそのままの姿で並んでいます。



これ、一体何蟹なんでしょう?大きさは北海道のタラバと同じくらい大きいです。いつもこんな立派な蟹は水槽にいませんが、今日ばかりはすごかった・・・。伊勢海老や五色蝦も1キロクラスがばんばん泳いでましたよー。おもわずお金が泳いでいるように見えてしまった・・・・。









最後は、私の好きな八百屋さんです。市場の中には何件か八百屋さんがありますが、私はいつも、ここのお店で買います。ここに無い野菜はどこにもない。くらいの勢いで、探していた野菜が必ず見つかるのです。普通の野菜以外に特に気に入っているのは、「にんにく」と「むらさきたまねぎ」と「ゆりね」です。にんにくは、上の写真の右の上の方に赤いひもでぶら下がってるビニールの白い丸いものです。大きくてとてもしっかりしたニンニクです。ここに来るとついたくさん買いこんでしまって、タクシーで帰るはめになることが多いです。



ついでにお正月の「爆竹」由来についても、ちよっとお話しますね。いろいろな説があるのですが、昔とても獰猛な獣がいて、毎年旧暦の12月の30日の夜に村に姿を現し、悪さをしていたんですって。それで、この獣を退治するために村の人達が食物を供えて隠れて、そして獣が食べに来ると、紅い服を着てたいまつを燃やし、爆竹を鳴らして追い立てたという事らしいです。それで、爆竹には、悪や邪気を追い払うという意味があって、春節以外にも結婚式などの慶事には爆竹を鳴らすという習慣があるそうです。



今年もすごかったですよ。爆竹の音。テレビの音も話し声もなーんにも聞こえなくなりました。爆竹をやってる場所が家から近いんですね。年末のテレビも歌番組やカウントダウンがたくさんやっています。もともとお祭り騒ぎの大好きなお国柄なので、新正月、旧正月と二度ともに、年越しはにぎやかな台湾のお正月です。




★今回の市場は子供とひまつぶしで見せるために行きました。豚の皮に残った毛をひっこ抜いたり、ニワトリを拝んだり、水槽に手をつっこんだりと、相当楽しんでいて、また行きたいと言ってました。唯一買って欲しいと言ったのは、桃の「すあま」でした。↓。


以上、「旧正月前の市場へ!」でした。新年快楽!

4 件のコメント:

  1. すごく大きな市場だね~
    楽しかったよ~
    アメ横みたいだったね!
    でも、豪快だよね~豚ちゃんとか鳥ちゃんとかアヒルちゃんとか
    みんなぶら下がって・・・
    どうだ~~~って感じ・・・
    八百屋さんは私も大好き!
    いっぱい新鮮なのが売ってるね
    やっぱり野菜は大事よね!毎日の食生活で一番気になるのが野菜だな~
    アメリカよりも、台湾の方がやっぱり食材が豊富に感じる
    アジア圏は食べること大好きだもんね!
    それとお花も綺麗だった
    お花が安いっていいね~毎日飾れるね
    またお店紹介してね~

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  2. そうそう、みんなぶら下がってます。台湾の人達って食べる事にすごくエネルギッシュなのよね。仕事より昼飯大事な人達だからね。でもそれって「生きる力の元」なんだよね。だから台湾の人って声が大きくて、感情表現もはっきりしていて、元気なんだと思うよ。台湾に入ると本当に味覚の幅がスゴイなーと思う。何でも食べちゃうしね。パワフルな食文化ですね。

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  3. アメリカは貧しいよ
    こんな沢山の食材無いもん
    多分 冷凍ものなら凄く豊富なんだけど新鮮なものが少ないな。
    お肉の売り方は
    凄いグロテスクね・・・。
    小さい頃からこれを普通に見てたら
    普通なんだろうけどね・・・
    日本はパックの国だからね
    そうそうアメリカで魚といったら
    エビ、ホタテ、貝、カニ
    そしてサーモン、見た事ない白身魚
    それ位しか売ってないの
    イカタコなんて見た事ないんだぁ~
    そして・・・カエルなんて絶対に
    食べないし食べたくないし・・・
    でも それ以外は凄く買い物
    してみたくなっちゃうお店ね

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  4. そっか、大陸なんだもんね。台湾は日本より小さい島国だから海鮮は豊富だよ。特にここ台北から一時間くらい来るまで北に行けば、大きな漁港があってそこで好きな魚を選んで食べさせてくれる店がたくさんあります。ただし、暖流でそだった魚なのでいまいちしまりが無くて、油ののりもよくない。寒流で鍛え育てられた魚とちがって、のんびり、たのしく育っちゃたというのが、食感で分かりますよ。種類は豊富でも日本人の食べ方で食べれる魚は少ないです。魚を生で味わう日本人はやっぱりすごいなと思います。我が家も普通に食べれるのは「鮭」くらい。青いお魚好きな私にとっては日本はお魚天国です。

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